ふるさとは、×遠きに 〇かなり近きにありて
お正月など年に数回行くだけになった、僕が5歳から18歳まで過ごした家。
千葉県松戸市、その中でも柏市との境にほど近い、少し高台にあって南西方向はかなり遠くまで見通せる場所。
盗んだバイクで走り出したりはしないけれど真面目に勉学というような事も全くしていなかったあの頃、夕暮れ時に高圧線の鉄塔をぼんやりと眺めながら、自分はここからどこに向かって離れていけばいいのかを漠然と考えていた事を思い出します。
今も思いますが、ふるさとと呼ぶには近すぎて、雑踏の息苦しさを感じるほど都会でもなければ、自然の息吹をダイレクトに感じられるほど田舎でもない、なんとも微妙な所です。
だから、当時の僕にとっても「離れていく、という具体的なイメージ」を持つには、そこで過ぎていく時間は実に色々と微妙で、モヤモヤとした焦燥感を抱えていた気がする・・・。
さて月日はかなり流れまして。
今年は、新調した望遠に強い3万円のコンパクトデジタルカメラの実力を確認するのにうってつけなシチュエーションだなと思い、色々と撮影。
肉眼だとかなり集中しないと気づかないほど遥か彼方に見える東京スカイツリー、さらにもっともっと遠くの富士山(100キロくらいは離れている)、明るいうちから出ている月、などを広角と手持ち望遠の両方で。
うん、やっぱりなかなかのもんだ!
ついでに、陽当たりの良さが気に入ったらしい、日中限定で庭に居座っている猫様も被写体になってもらいました。
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