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2004年5月14日 (金)

発掘(マーマーバンド日記より)

時折やってくる「異様に忙しい数週間」に突入しているわけだが、最近は何かというと豪先生の素晴らしい演奏(早い! 安い! 上手い! そして、そして・・・・・安い!)を頼りにしてしまうので、どこに行っても彼と二人で過ごしたりしている。
待ち時間や移動の時には、いろんなくだらない話しに混じって、当然マーマーについての話題も出る。
ただ、この前10周年をやってしまったので何となく気分的に一段落ついてしまい、あまり今後の事や新しい事について話す事はない(と言いつつ、実はもうちゃんと次のネタはひっそりと起動しつつあるのだが)。
その代わりに、10年ぶんの思い出話にばかり花が咲いたりする(いよいよジジイになってまいりました)。
我々の間での共通認識としては、マーマーバンドをやっていく過程でいろんな事を試しつつ、とうとう今のような「ぶっちゃけまくった」スタイルに到達してしまった、という感じのはずであった。
確かに、記憶の中では、最初はちょっとコーラスが多めでちょっとフォークテイストの、でもまあ、普通のロックバンド(メンバー4人のうち3人が長髪、一人が金髪)だった、はずである。
そこからちょっとずつちょっとずつ、しかし一定の速度で今の雰囲気に向かって変化して行ったのだろうなあ、今にして思えば、と考えていた。

さて、俺の家の引き出しの奥には、昔撮った「Hi8」(8ミリビデオですな)のテープが結構沢山入っている。
しかし、それを再生できるカメラやデッキがだいぶ前に壊れてしまい、観る事が出来なくなっていた。
たまたま知り合いがカメラを貸してくれた時などに何本か引っ張り出して鑑賞したりはしていたが、それもごく一部だけだ。

でもって、以前の日記にも書いたかもしれないが、俺はヤフーオークションにすっかりハマっているので、ここぞとばかりに「Hi8とVHSのダブルデッキ」というやつの入札に参加し、見事に落札に成功した。
何しろ8ミリビデオのデッキはもう製造されていないので、中古で手に入れるしかないのだ。
さっきそれが届き、ちゃんと動作するかどうかチェックしてみようと思い、ケースに何も書いていない謎のテープを引っ張りだして再生してみた。

それは、今から8年4ヶ月前の、マーマーバンドのライブのビデオだった(「今日は1996年一発目のライブでーす!」「次回は来月、バレンタインデーにやりまーす!」とみんな口々に言っているので判明)のだが、実にいろいろな事がわかるビデオだった。

何と言っても、みんな「わ・か・い!!!!!」。
特にリーダー!
まあ、チャオも俺もかなり肌のツヤが違う。

でもね、その日はつまり、バンド発足から2年も経っていない時期なわけだが、雰囲気は既に今と全然変わってないのだ。
演奏前にくだらない自作ビデオとか流しまくってるし、リーダーはインチキ臭いウクレレを弾きながら「なんちゃってハワイアン」をやってるし、俺の話は長くて理屈っぽいし、つーか、もうこの段階で充分ヘンなバンドになっている。
ちょっとずつ今みたいに変わっていったわけじゃなくて、最初の1〜2年で、あっという間にこんなバンドになっていたのだ。

ただし、何が違うかって、一回のライブに向けての準備のエネルギー量が最大の違いかもしれない。
その力の入り具合は恥ずかしい感じがしないでもないが、それよりもそこから発せられるオーラというか熱というか、に見入ってしまい、妙な話だが、我ながら「かっちょいいバンドだなー、これ・・・」と思ってしまった。

でも残念ながら、もうコレは出来ないんだろうなあ、とも思ってしまった。
歳をとってパワーが落ちたから、というよりも「ああもう、この感じは充分満喫したから」と、我々はみんな感じてしまうに違いない(つか、それこそが、歳をとったと言う事か?)。


物好きな人の為に、このビデオを限定発売してみようかなあ?
それとも、それこそオークションに出品してみようかなあ?
値段、上がらねーーー!

まだ「CIAO」というアルバムを作り始めてもいない時期の想い出発掘のひとときでありました。

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